真空保存って、普通の保存容器と何が違うの?
真空にすると、食品は本当に長持ちするの?
真空保存とは、食品を入れた容器などの中から空気を抜き、食品の周りの空気を少なくした状態で保存する方法です。
食品が空気に触れる機会を少なくすることで、酸化や乾燥などによる食品の劣化を抑え、鮮度を保ちやすくできるとされています。
ただ、真空は万能ではなく、食品が腐らなくなるわけではありません。
この記事では、家庭用真空保存容器について、
- 真空保存とは何か
- 普通の保存容器との違い
- 真空保存のメリット・デメリット
- どのような人におすすめか
についてご紹介します。
目次
真空保存とは?
真空保存とは、容器や袋の中の空気を抜いて、食品の周りにある空気を少なくした状態で保存する方法です。
普通の保存容器の場合は、食品を入れてフタをしても、容器の中には空気が残っている状態です。
真空保存容器は、食品を入れてフタをした後にポンプなどを使って容器内の空気を抜きます。
そのため、普通の保存容器よりも食品が空気に触れることを減らすことができます。
「真空」といっても空気が完全になくなるわけではない
家庭用の真空保存容器は、容器内の空気を完全にゼロにするものではありません。
あくまでも、通常より空気が少ない状態です。
そのため『真空保存は食品が腐らない』という意味ではありません。
冷蔵が必要な食品は冷蔵庫で保存するなど、食品にあった保存方法は守る必要があります。
なぜ空気を抜くと長持ちするの?
食品は空気に触れていると、酸化や感想によって品質が変化しやすくなります。
真空保存では、容器の中の空気を抜いて食品が空気に触れる機会を減らすため、こうした変化を抑え鮮度を保ちやすくします。
食材・食品をそのまま冷蔵庫に入れておくと、空気に触れることで乾燥したり、時間と共に品質が変化したりします。
例えばリンゴ。
時間経過で茶色くなるのは、りんごに含まれているポリフェノールの酸化によるものです。
真空保存では容器内の空気を減らすことで、食品が空気に触れる機会を少なくし、鮮度を保ちやすくすることができるのです。
普通の保存容器との違い
普通の保存容器との大きな違いは、容器内の空気を抜くかどうかです。
| 一般的な保存容器 | 真空保存容器 | |
|---|---|---|
| 保存方法 | 食品を入れてフタをする | 食品を入れてフタをし、空気を抜く |
| 容器内の空気 | 残っている | 少なくできる |
| 食品と空気の接触 | ある | 減らせる |
| 主な目的 | 食品を保存する | 空気を減らして保存する |
| 手間 | フタをするだけ | 空気を抜くひと手間が必要 |
家庭用真空保存容器にはいろいろなタイプがある
家庭用の真空保存容器といっても、全て同じではなく、
- コンテナ型
- 袋タイプ
- 手動ポンプタイプ
- 電動ポンプタイプ
などがあります。
コンテナ型は、普通の保存容器のように、冷蔵庫で野菜や作り置きを保存したい場合に使いやすいです。
袋タイプは、食品をコンパクトに保存したい場合に向いています。
真空保存のメリットは?
真空保存には以下のようなメリットがあります。
真空保存のメリット
- 食品の鮮度を保ちやすい
- 乾燥食品の湿気対策にも◯
- 味付けや調理の時短
- 害虫からの保護
食品の鮮度を保ちやすい
真空保存の一番の大きなメリットは、食材の鮮度が保ちやすくなること。
食品は空気に触れることで、酸化・乾燥などが起こり品質の変化が起こります。
容器内の空気を減らし、食品と空気が触れる機会を少なくすることで、食品の状態を保ちやすくできます。
酸化や乾燥などを軽減でき、野菜や果物、作り置きおかずなどが通常の保存容器に比べて長持ちさせられるようになります。
ただ「真空にすれば◯日長持ちする」というものではないので、保存状態は食品の種類や状態によって変わってきます。
結果的に食品をダメにしてしまうことが減り、食品のロスになります。
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乾燥食品の湿気対策にも◯
真空保存は、野菜などの生鮮食品の鮮度を保つだけでなく、パスタや海苔、せんべい、乾物などの湿気対策にも活用できます。
乾燥食品は湿気を吸うと、食感や風味が落ちたり、保存状態によってはカビが発生したりすることがあります。
真空保存では、密閉して保存することで、外から湿気が入り込むのを抑えやすくなります。
味付けや調理の時短
容器内を減圧にすることで食材の内部に含まれる空気が抜けて、その隙間に調味料が染み込みやすくなります。
通常だと一晩かかる漬け込みを短時間で終了させることができます。
害虫からの保護
真空保存は密閉性が高いため、虫の侵入を防げます。
真空保存のデメリットは?
便利な真空保存ですが、もちろんデメリットもあります。
真空保存のデメリット
- 完全な無菌・長期保存ができるわけではない
- 食品によっては真空保存に向かないものもある
- 価格が高い
- 空気を抜くひと手間が必要
完全な無菌・長期保存ができるわけではない
「真空=傷まない」ではなく、あくまでも酸化や劣化の速度を遅らせるもの。
真空保存は、食品を無期限に保存できるものではありません。
また「真空保存は常温で保存できる」という意味でもありません。
空気が必要な菌の繁殖は抑えられますが、酸素がない環境で増える菌(ボツリヌス菌など)のリスクもあります。
今のところ、家庭用真空保存容器で食中毒が多発しているという具体例はありませんが、過信は禁物です。
食品によっては真空保存に向かないものもある
全ての食材が真空に向いているわけではなく、真空にすることで、
- 潰れてしまう
- 形が崩れてしまう
- 水分が出やすくなる
など起こる可能性があります。
また、液体を含む食品などは、使用する真空保存容器によって注意が必要な場合もあります。
価格が高い
真空機能がついているため、一般的な保存容器より価格が高くなる傾向があります。
特に、電動ポンプが付属するタイプや、複数揃える場合は初期費用が高くなりやすいです。
「普通の保存容器より高くても、真空保存にメリットがあるか?」を考えて購入を判断することが大切です。
私の場合は、電動の真空ポンプ付きのスターターセットを購入。
15,000円ほどかかりました。
空気を抜くひと手間が必要
真空保存容器は、フタをした後にポンプなどで空気を抜く工程が必要です。
電動、手動どちらにしても普通の保存容器に比べるとひと手間が必要。
電動ポンプなら比較的に簡単ですが、手動の場合は結構な手間がかかります。
真空保存容器を選ぶときのポイント
真空保存容器の購入を検討されている方は、次のポイントを確認してみましょう。
ポンプのタイプ
ポンプは手動・電動があります。
手動のポンプは、比較的シンプルで価格も安めです。
ただ、たくさんの容器を真空にする場合は手間も大きくなります。
電動のポンプは、ボタンひとつで真空にできて便利ですが、ポンプ自体が高価なことも多いです。
圧倒的に便利なのは電動のタイプ。
本当に簡単なので、デメリットとされる手間も気になりません!
電子レンジ・冷凍・食洗機に対応しているか
真空保存容器は、商品によってできることも違います。
例えば、
- 電子レンジ
- 冷凍
- 食洗機
など。
「保存したものをそのまま温めたい」という方なら、電子レンジ対応であることが重要ですし、「洗い物をラクにしたい」という方は食洗機対応かどうか確認しましょう。
お手入れのしやすさ
真空保存容器は、パッキンやバルブなど細かい部品がついていることも多め。
毎日使うなら、お手入れのしやすさも意外と大事です。
真空保存はこんな人におすすめです
真空保存は、特に次のような人が使うと便利さを感じるでしょう。
| こんな人 | 真空保存との相性 |
|---|---|
| 野菜をまとめ買いする | ◎ |
| 野菜を余らせてしまうことがある | ◎ |
| カット野菜を保存したい | ○ |
| 作り置きを保存したい | ○ |
| 買い物の回数を減らしたい | ○ |
| 乾燥パスタや乾物などの湿気を防ぎたい | ○ |
| 保存容器はできるだけ手軽に使いたい | 商品による |
| 常温で食品を長期間保存したい | △ |
「せっかく買った野菜を使いきれず無駄にしてしまう」という人は、真空保存を試してみる価値はあります。
まとめ|真空保存容器は食品の周りの空気を減らして保存する方法
真空保存は、食品を入れた容器や袋の中の空気を抜いて、食品の周りの空気を少なくして保存する方法です。
食品が空気に触れる機会を減らすことで、酸化や乾燥などによる品質の変化を抑え、鮮度を保ちやすくすることができるとされています。
ただ、真空保存には、
- 真空にしても食品が腐らなくわけではない
- 食品によっては向いていないものある
- 価格が高い
- 空気を抜く手間がある
といったデメリットがあります。
でも「食品をできるだけ無駄にしたくない」「野菜をまとめ買いしたい」というご家庭にとっては試してみる価値があるでしょう。
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