上から給水できる「上部給水式の加湿器」は、最近とても人気があります。
フタを開けてそのまま水を注げるので、忙しい時でもサッと使える点が魅力ですよね。
一方で、
- 「上から給水するタイプのデメリットは?」
- 「買ってから後悔しないために、注意点を知りたい!」
と不安に感じている人もいますよね。
結論から言うと、上部給水式加湿器にはいくつかデメリットはあるものの、日常使いのラクさは圧倒的で非常におすすめ です。
この記事では、実際に使ってわかったデメリットの理由、それでもおすすめできるメリットをご紹介します。
目次
上から給水できる加湿器とは?
上部給水式の仕組み
上部給水式加湿器とは、本体のフタや上部の開口部から直接、水差しなどで水を注ぎ入れられる構造を持つ加湿器のことです。
タンクを取り外してシンクまで運ぶ必要がないため、日常的な給水がとても簡単なのが特徴です。
タンク一体型・タンク外せるタイプの違い
上部給水式にも、大きく分けて2つのタイプがあります。
- タンク一体型(本体直接給水型): タンクが本体と一体化しており、タンク部分を取り外せません。そのまま水を注ぎます。
- タンクが外せるタイプ: タンク自体は取り外せますが、給水口が広いため、取り外さずに上から注水することもできます。
人気が高まっている理由(ラク・時短)
上部給水式が人気を集めている最大の理由は、その圧倒的な「ラクさ」と「時短」にあります。
- タンクの出し入れ不要
- 床に水をこぼしにくい
- 給水が片手でできる
など、生活の中で感じる「小さなストレス」を減らしてくれるため、上部給水式はとても人気です。
上から給水できる加湿器のデメリット
実際に便利な一方で、購入後に「思っていたのと違った…」と感じやすいデメリットも存在します。
先に知っておくことで失敗を防げます。
給水口からホコリが入りやすい
上部給水式は構造上、フタを開けるか、フタを外した状態で水を注ぐため、その際に空気中のホコリやゴミが給水口からタンク内に侵入しやすい傾向があります。
このホコリが水分と結合し、雑菌の温床になる可能性があります。
タンク内部が意外と洗いにくい
「上から給水=掃除しやすい」というイメージがありますが、実際にはタンクの奥まで手が届かないタイプも多いです。
結果的に本格的な掃除がおろそかになりがちです。
タンク内部が奥まで手が届きにくい、というデメリットが気になる方には、「タンクが外せる・広口で洗える構造」 のモデルが安心です。
たとえば、[±0プラスマイナスゼロ スチーム式加湿器 H220]はタンクが着脱可能+広口設計。
手の届きにくい角の汚れもスポンジでラクに掃除できます。
\お手入れ簡単!/
本体に直接給水するタイプは水捨てがしづらい
本体ごとシンクに運ぶ必要があるため、水を捨てるときにこぼしやすく、重くて扱いにくいと感じる人も多いです。
その場合は、タンクが外せるモデルから選ぶことで、給水・水捨てのストレスを大幅に減らせますよ。
たとえば、[アイリスオーヤマ AHM-HU55A]は、上部給水もできタンクが丸ごと外せる設計。
残水をそのまま捨てやすく、持ち運びが簡単です。
\上部給水+タンクが外せる!/
給水口のフタ裏がぬめりやすい
給水口のフタやその周辺は、ミストや水滴が付きやすく、湿った状態が長く続きます。
すぐにピンク色のカビやぬめりが発生しやすく、定期的な拭き掃除が必要です。
給水時に水が飛び散りやすい
上から水を注ぐ行為は簡単ですが、勢いよく注ぐと外側に水が飛ぶことがあります。
特に床がフローリングや絨毯の場合は注意が必要です。
超音波式は「白い粉」が出やすい
上部給水式に多い超音波式は、水道水に含まれるミネラル(カルキ)をそのままミストと一緒に放出します。
これが乾燥すると、家具や床に白い粉(カルキの結晶)となって付着する現象が起こりやすいです(これは上部給水だからではなく、超音波式の特性です)
水の継ぎ足し運用で衛生面が悪化しやすい
上から注ぐのがラクなため、古い水が残っていてもつい新しい水を継ぎ足してしまいがちになります。
継ぎ足しを続けるとタンクの水が入れ替わらず、雑菌が繁殖しやすくなるので要注意です。
我が家も上から注ぐのがラクで継ぎ足しがちでした。
中の水を見た時に埃や髪の毛が浮いていて「わぁ…」となりましたね…。
デメリットのまとめ「衛生管理と扱いに注意すればOK」
上部給水式のデメリットの多くは、「衛生管理の甘さ」と「お手入れのしにくさ」です。
どれも致命的な欠点ではなく、「掃除」「フタを閉める」「継ぎ足ししない」 を意識すれば、これらのデメリットは最小限に抑えられます。
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それでも上部給水式加湿器をおすすめしたい理由(メリット)
デメリットはあるものの、上部給水式にはそれを上回るメリットがあります。
片手で給水できて圧倒的にラク
最も大きなメリットは、給水時の動作が楽になることです。
加湿器を置いた場所で立ったまま給水できる手軽さは、従来の方式とは比べ物になりません。
タンクを運ばずに済むのでこぼれにくい
重い水タンクを外して、洗面所やキッチンまで運び、また戻すという一連の作業が不要になります。
これにより、移動中に水をこぼす心配がほとんどなくなります。
高齢の方や子育て家庭でも使いやすい
重いタンクを持ち運ぶ作業は、高齢の方や妊娠中の方は大きな負担ですよね。
上部給水式なら、その負担を軽減し誰もが簡単に給水できます。
我が家では子供の寝る部屋の給水は、子供自身がピッチャーで行っています。
給水回数が減る大容量モデルが多い
上部給水式は大容量モデルが多く、「1日1回の給水でほぼOK」というタイプもあります。
大容量モデルと言われるのはだいたい4L以上が目安です。
給水の回数を減らしたいなら、4L以上のモデルを選ぶのをおすすめします。
メリットのまとめ「毎日使いが楽になる」
上部給水式の最大のメリットは「最も頻度の高い作業の給水がラクにできる」こと。
デメリットは掃除や扱い方でカバーできますが、メリットは使い始めた瞬間から感じられます。
上部給水式と下部給水式を比較【どっちがいい?】
| 比較項目 | 上部給水式(本体上から注水) | 下部給水式(従来のタンク取り外し型) |
|---|---|---|
| 給水の手間 | 圧倒的にラク(水差しで注ぐだけ) | やや面倒(タンクを運んで付け外しが必要) |
| タンク掃除 | モデルにより難易度に差がある(一体型は特に注意) | タンク内部を洗いやすいものが多い |
| ホコリの侵入 | フタを開ける際にホコリが入りやすい | 給水口が底にあるためホコリは入りにくい |
| 設置安定性 | 給水時に加湿器を移動させなくて済む | タンクを外す時に本体が倒れやすい場合がある |
上部給水式が向いている人
- 給水の手間を減らしたい
- タンクを運ぶのが面倒
- 子どもや高齢者でも扱いやすい物が良い
- 毎日使うからこそラクしたい
下部給水式が向いている人
- タンクをしっかり洗いたい
- 小型・安価なモデルから選びたい
失敗しない選び方のポイント
上部給水式を選ぶ際は、給水方法の「ラクさ」だけでなく、「手入れのしやすさ」も必ず確認しましょう。
- フタが外せて洗いやすいか
- タンクの開口部が広いか、手が奥まで届くか
- タンクや加湿ユニットが分解しやすいか
- 抗菌・除菌機能が搭載されているか
まとめ:デメリットはあるが、使い方次第で十分おすすめ
上部給水式加湿器には、確かにいくつかのデメリットがあります。
しかし、掃除や扱いを少し意識するだけで、そのデメリットは大幅に減らせます。
それ以上に、給水が簡単で、毎日ラクに使えるメリットはとても大きい です。
「忙しいけどしっかり加湿したい」という方に、上部給水式加湿器はおすすめですよ。
